日記⑦

今日は上司から急に降られた企画書の翻訳を始める。1ページ目がぱっと見そんな難しそうではなかったから安心していたけど、2ページから上司特有の異様に長く回りくどい文章になっていて請け合ったことを英語力の限界とともに激しく後悔する。ちんたらちんたら訳しながら「3密」という言葉のところで手が止まる。3密ってどう訳したもんかと思い、厚生労働省のホームページを見るとちゃんと書いてある。

“Three Cs” (closed spaces, crowded places, and close-contact settings)

新型コロナウイルス感染症について

 ちゃんと全てがCで始まるようになっている!

しかし3密って誰でもすぐ覚えれるし、なにか中毒になるような怪しい言葉の響きがあって、素晴らしい造語だと思う。2×××年の世界史のセンター試験に絶対出るでしょう。

ア 3乱 イ 3閉 ウ 3密 エ 3蜜

でも“Three Cs”ってだいぶ言いにくい。いっそのこと”3 Mitsu (closed spaces, crowded places, and close-contact settings)” にしたらクールジャパンっぽくてよろしかったんじゃないでしょうか。密です。密です。密です。This situation is Mitsu. Mitsu desu. Mitsu desu. MMMMMMMM.........

 

翻訳をダラダラしつつ適当に切り上げ、世界で一番おいしい食べ物の一つのエビを炒める。同じく世界で一番おいしい食べ物の一つのホタルイカを和える。そういえばネコからネコへのコロナ感染があると報道されていた。ということはエビからエビ、ホタルイカからホタルイカへの感染、あるいはエビからホタルイカ、そのまたホタルイカからエビへの感染の可能性もゼロではあるまいか?生物学の知識は全くないから分からないが、そんなこともあり得なくなさそう。その場合エビやホタルイカのsocial distanceはどうやって保たれるのか?海の中で「うわあいつエビorホタルイカだ。密です!」と何かテレパシーでも出し合うのか。あるいは魚介類への感染はないと科学者が論文で証明しても人間がpolitical correctness的に許さなくなるとかいうこともあるのではないか。大皿に盛られたエビチリ、ホタルイカの酢味噌和えは3つの密を守ってはいないじゃないか。エビやホタルイカの大きさに沿ったsocial distanceを計算し、様々の状況を鑑み、それを盛り込んだガイドラインを専門家の皆さまとともに作成する必要がある。そしてそのガイドラインをスピード感を持って飲食業界、ひいては国民の皆様に私の口から伝えて参ります。すべての責任は私にあるのであります。ではここで質疑応答の時間に入らせて頂きます。えー前列後方の黒い眼鏡の方、どうぞ。

 

★久々に見て改めて心奪われたもの

  エフゲニア・メドヴェージェワ選手のアンナ・カレーニナのFS(平昌オリンピック)

youtu.be

 

映画も素晴らしいです。サントラも本当に素敵で欲しいけどサブスクにない。

 

アンナ・カレーニナ (字幕版)

アンナ・カレーニナ (字幕版)

  • 発売日: 2013/12/07
  • メディア: Prime Video