全てをあるべきところに~アン・リー/はじまりの物語 感想~

日比谷シャンテで「アン・リー/はじまりの物語」を滑り込みで見てきた。平日午前の回ではあったが、私含め観客は3名…

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youtu.beシェイカー教(キリスト教の一派)の創始者であるアン・リー(映画監督ではない)の一代記である。

宗教が題材であるものの、フェミニズム映画であり、映像や美術、時代考証や音楽が緻密に構成されていて、本当に素晴らしい作品だった。

シェイカー教徒とは体を揺らしながら踊り、神は男女の形を取り、キリストの花嫁を始祖アンとして、セックスを禁じ、非暴力で禁欲的に慎み深くコミュニティを形成しようとした人たちのことである。同じくキリスト教踊念仏集団クェーカー教徒の一派とも考えられるらしい。

エンドロールにも出てきたが、現在の信徒はたったの二人で、アンの名前は歴史にほぼ忘れ去られ、シェイカーという名前は彼らが作った家具のみに残る。(踊りの激しさとは対照的に家具はシンプルでミニマムである。北欧家具にも多くの影響を与えたらしい)

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アンの教えはどう考えても異端的であり、狂信的でもあるのだが、彼女は抑圧的な家父長制に疑問を抱き、ユートピアを作ろうとする。そして、実際に一代で作り上げてしまう。DVや性被害の当事者であり、同じ立場の女性を救っている。

女性の抑圧が宗教と結びついた時、とんでもないエネルギーが生まれることがある。日本だと大本教の教祖の出口なおがアンの境遇にかなり近い。貧困家庭に生まれ、夫から今でいう多産DVを受け、まともな教育を受けていない。

ja.wikipedia.org

 

アンは行動力もあり地頭も良いしっかりした女性なのだが、あまり頭の良くない旦那と結婚し、望まないセックスを強いられ、子供を次々と亡くしてしまう。(お産のシーンも本当に生々しく朝ドラのヒロインのようなクリーンなお産ではない)元々信心深い女性だったのだが、子供を失ったことで、ますます宗教にのめりこんでいく。

アンはカトリックに疑問を感じ、ウォードリー協会のジェーンという女性の伝道師のいる団体に所属し、持ち前のカリスマ性を発揮していく。(旦那とはこの組織で一応出会っている)体を揺らしたり、罪の告白の際に、共同体の皆で泣き女状態でみんなで悲しむ姿に感銘を受けたアンは踊って踊って踊りまくる。実際シェイカー教徒がどんな踊りをしていたかは資料としては残っていないので、残された挿絵や資料を基に振付師が作ったコンテンポラリーダンスのパフォーマンスのようだ。

血を分けた肉親の死は人を根本的にゆさぶる力があると思う。昨年父が63歳の若さで癌で急死した時、私の人生がガラガラと音を立てて崩れた。父の死の遠因は私が勧めた手術にあり、すさまじい罪悪感と共に私はこれから生きていかなければならない絶望や、父がもう戻ってこないという恐ろしい喪失。この苦しみは一生続くと確信した。突然の死であればあるほど、ショックも悲しみもより複雑になっていく。

だから人間はラスコーに絵を描いたのだ。と父の死後の手続きをしながら思った。この恐ろしい苦しみから遺された人は救われたいと思う。そして死者にあの世でも幸せに生きてほしいという祈り。それが宗教の始まりであり、芸術の萌芽だった。

私はカトリックの女子校に12年間通っていたので、洗礼は受けていないが、思考的にえせクリスチャンなところがあり、キリスト教にはある程度親しんでいたつもりだ。

この前ポルトガルに出張に行った際に、ふとポルトの聖堂に行こうと思って、小高い丘をえっちらおっちら登っていった。

ポルト大聖堂の祭壇。すごみがあった。

12世紀に建てられたポルトで一番古い建物は荘厳で観光地なはずなのに、意外にも人は疎らで静かだった。そこで涙が止まらなくなった。本当におかしいことだが、父が隣にいると身体で完全に理解したのだ。父に対して、親不孝な娘であったこと、嫌がる手術を勧めたこと、許してほしい、この地獄のような苦しみから私を救ってほしい。そういう気持ちがふつふつと湧き出てきた。隣の敬虔なポルトガルの若い男性も一心不乱に祈っている。きっと、900年も同じ感情をこの建物は受け止めてきて、建物に染みついた人の念が私をそうさせたのかもしれない。磔刑図のキリストが末期のころの父親と同じくやせ細り、惨めで、辛い姿だったからかもしれない。キリスト教徒でも何でもないおっさんの父が、この教会にいるとあの時そう思った。まさに宗教的な経験だった。

 

話が逸れたが、アンも同じようなことを18世紀のイギリスで感じていたのではないかとこの映画を見て思った。子供を亡くすという喪失、理不尽な社会、男性からの抑圧。踊っている時のアンは解放感にあふれている。同じ苦しみを抱える人たちとも出会える。生きがいとなってしまう甘美で狂信的な踊り。日本の踊念仏だって、同じだったと思う。

 

だからこそ宗教は恐ろしいのだとも思う。部外者から見れば3マイル離れた所まで聞こえるアンたちの踊りは狂気以外の何物でもない。ネイティブ・アメリカンや他の人々の土地を奪って「村」を作ることはどこまでも傲慢だ。アンは婚前交渉をした親戚の娘を教団から追放する。死刑ではないが、教義に外れた者を断罪する怖さがそこにある。

この映画はシェイカー教徒を断罪しようとも、称えようともせず、フラットに見つめながら、抑圧された女性が性的に消費されず、志を同じくする仲間と理想郷を作り上げた一生を丁寧に描く。アンにはベンチャー企業の女社長のような逞しさがある。

子孫を残さない教義だから、信者は減っていくが、アンはその辺はどうでも良かったのかなと思った。「全てをあるべきところに。」がモットーだから、合わない信者はどうぞ去ってくださいという感じだったのかもしれない。

宗教画のようなライティングや、衣装、そして幻想的な音楽。アマンダ・サイフリッドはマンマミーアとは全く違う鬼気迫る演技で本当に素晴らしい。アカデミー賞あげてもいいんちゃうかくらい凄い演技だ。

ここ数年で1番といって良いほどすごい映画だった。アメリカ建国250周年の年にこの映画が公開されたことも意味があったと思う。

 

 

 

父が死んだ

父が10月に死んだ。胆管癌(もどき?最終的な診断は癌だったが、はっきりと癌とはわからない)で4月に開腹手術をして、予後がどうしても良くならなくて、放射線治療とか出来ることを色々をしたけど結局助からなかった。自宅で母の作った昼食を食べて、そのまま2階の自分の部屋で心臓発作で亡くなっていた。父はもう亡くなった状態で母が発見したから、私も母も今際の瞬間に立ち会うことは出来なかった。

東京の会社でめったに電話がかかってこない母からの不在着信を見た時、帰省する度にガンジーのように痩せていく父、夏の帰省で母の事を頼むと言われた時の予感、すべてが繋がってまさかと一瞬思ったけど、すぐにショートメッセージで死んだよの通知が見た時、自分は妙に冷静だった。頭から氷水が伝ってくるような感覚だった。連休直前の金曜日の人込みの東京駅を走った時の記憶も朧気だ。スマートEXで新幹線を購入しようと思ったら、見事に満席だった。どうして?と思ったら、急に1席だけグリーン車が空いた。初めてグリーン車を自分で予約した。グリーン車は座席が広く、身長が180cmあった父のお気に入りだった。父に呼ばれたのだと思った。

 

これまで行ったこともなかった救急搬送先の病院での父は変わり果てた姿だった。ふっくらした丸顔はこけて、ピンク色の血色の良いおじさんは土色で黄疸にまみれていた。鎖骨は浮き出て、口も空いていた。口からは腹水から出ている泡が出ていて、髪もぼさぼさだった。泣く母親の隣で死亡届に記入した。

 

ここから葬式の喪主までの記憶もあまりない。やる事が湯水のように湧き出ている中で、父のために集まってくれた人に感謝しながら、朦朧としたまま、全ての手続きを私1人で行った。お通夜の音楽は父が好きだったTUBEのシーズン・イン・ザ・サン。命日は秋だけど、故人の好きな曲ならいいだろと思ってこれにした。

喪主なので、霊柩車にも乗った。斎場に入る時、聞いたこともない音がボワーッとなった。クラクションだった。火葬場のゴォゴォと人を焼く火の音がただ恐ろしかった。棺が最後に火葬へ向かう時の死体の表情、火葬が終わって骨を拾う時(何故箸を使うのか謎やな…と思っていた)の記憶も断片的だ。覚えているのは火葬場から出てきた骨の白さと、骨壷が暖かいことだった。

そのあと呆然とした母親と市役所に行き請求するだけで地味にお金がかかる出生から死没までの戸籍の取り寄せや、税理士への連絡やら、父の勤務先の連絡、入院先の大学病院へ傷病手当をもらうための書類の申請(オンラインで出来ず、今時郵送しなければいけないカス仕様)銀行への相続の連絡(銀行によって来店をしつこく求める所がある)、保険金の請求、インフラの名義切り替え、専業主婦の母を私の扶養に入れる、年金事務所への予約相談やらを繁忙期の仕事をこなしながら、兄弟姉妹もいない都内一人暮らし限界一人っ子なので調べて1人で行った。

父が亡くなってちょうど半年ほど経つが、人が1人亡くなるって、こんなに死後手続きが大変なんだ?!!!?義務教育に組み込むべきだろこれ!!!市役所は平日しかやってないし、亡くなってすぐ戸籍に反映されないし、本籍と住民票が違うと更に時間がかかる、しかも電話やオンライン窓口は平日しかやってない所もある。私の職業はシフト制だから何とか平日休みにやったが、帰省できる期間もさすがに限りがある。なんかこの辺のこと、まとめて義務教育に収めるべきでは?? 1番めんどくさいのは証券の相続手続きです。→この証券、家族に隠して父がコソコソやっていた。怨!

娘さんが東京から来てやってくださいとか窓口の人に気軽に言われたが、その時大変運の悪いことに、私の担当事業があり、その準備もしなければならず、仕方ないから実家からリモートデスクトップして仕事をこなしながらやるのもまあまあ大変だったな。そして父が亡くなる前から決まっていた1月からの海外出張もあり、社内の稟議とか、係長のサポートとか事務準備もしなければいけなかった。

さすがの高ストレスなのか、体重は7キロ痩せ、不眠症になり、会社の健康診断で白血球が増加していた。父は癌(胆管に癌らしきものが出来たという状態)で亡くなったから、自分も癌で死ぬと怖くなってきた。高い医療保険に入った方がいいのだろうか。どうだろうか…。人間、死ぬ時は死ぬか…私が死んだら、母に保険金が下りるようにしようかな…グダグダ…

 

こういったことを日々考えていたら、さすがに鬱っぽくなり、仕事中、ふとした瞬間に涙が出るとか、父、癌、病院というワードをネットニュースで見るだけで動悸がするとか、精神が不安定になってきた。仕事をバリバリやることで、忘れることが出来て、救われる瞬間も多々あったのだが、ふとした瞬間にゆさぶるような悲しみが来る。Excelやメールを返信してる時に頭の中がもやがかかったような状態になった。Excelのファイルを何度も何度も名前を変えて保存したり、今覚えば結構ギリギリだった。

母親も似たような不安症だから、辛いのは理解しているが、助けてほしいとか、あれを解約してほしいとか、カード会社から明細が来たとか、香典返しをしてほしいとか、五月雨式にショートメッセージが来るのも、プレッシャーだった。母親はパソコンが一切出来ず、基本的に今は社会活動から隔絶された専業主婦。分かり合えないことも多かった。そのことで、母親と大喧嘩した。(この前、無理矢理LINEは開通させた)

 

冬になった。父親が亡くなり2ヶ月、寒いし暗いし辛い日々。職場のデスクトップを睨みつけて、気を紛らわせる毎日。気づけば20時を回っている。

珍しく残業している職場のおじさんがふらっとやって来て、会社のお金で打合せで出張したことにして、今は大変な時期で帰省しなきゃいけないんだからそうやって旅費申請すれば大変な時期なんだから、君の新幹線代も浮くじゃないかと言われた。その瞬間、父親が東京出張に行く時に、ホテルと新幹線の安いチケットを得々プランで買って嬉しそうにしたり、飯田橋に常宿があったりしたことがその一言でスイッチが押されたように、バーっと脳内を駆け巡ってきた。もーそんなん許されるんですか?!って笑ってやり過ごしたけど、涙をこらえるのに必死だったし半分泣いていたが、バレてたと思う。何も言わずにおじさんは立ち去った。

会社で泣く女大嫌い学部首席卒業なはずなのに、危うく、12月、人前で本気で会社で号泣しそうになった。

その後、自分のイベントを何とか終了させた後、同じく父親を最近亡くした別の係長の前で、ホッとし気が緩み涙が止まらなくなったのだが、一緒に泣いてくれた。何て有難いことなのだろうか。

 

このおじさんは人徳の高さから、新規事業の立ち上げにジョインすることになり、3月末で退職した。マジ適当な所はおったまげの適当なのだが、業界の先輩として知識や技量が凄く、尊敬でき、趣味が合い、謎に波長が合ったし、すごくいい人で、可愛がってくれたから、いなくなるのは本当にさみしい。が、話を聞いていると、今のポジションより、思う存分能力を生かすことができるポジションへの転職だし、50代からのキャリアとしては、凄くいい選択だと思った。全体を見れるから、管理職向いてると思う。適当で飄々としているのは自分や部下を無駄なストレスから守っているのだと分かった。持ち物や芸術に対するこだわりや知識、情熱も凄く、飄々としているようで、実は好き嫌いもはっきりしてる。積極的に他者と関わるタイプでもなく、ぬるりとしている所があり、ぶっきらぼうな人ではあるのでお局からは悪く言われることが多い。

が、新しく入った人に意地悪をしたりはないし、聞いたら丁寧に教えてくれるし、見せしめ的なハラスメントは一切しないので、私は本当にありがたかった。

12月、メンタルが激下がりしていた時に、例の新幹線代のこと含め、私が実家から在宅勤務できるようにしてくれたことも踏まえ、気遣って頂きありがとうございましたと伝えた。この点は部下としてどうしても伝えたかった。当たり前でしょ、と一言帰ってきた。

流石に何も渡さないの色々悩んだが趣味に響いた個人的な贈り物も渡せて、湿っぽい感じにならず、良かった…と思ったら、最後にご飯をご一緒できて、次のポジションの話とか私の仕事の愚痴も聞いてもらえて(今思うと、共通の趣味とかもっと楽しい話題を振れば良かったと思ったのだが…。辞める人だし、いろんな職場のモヤモヤを結果聞いてもらう形になり、後で後悔…。)仕事に力を入れすぎているところがあるから、もっともっと適当でいいよと言われ、気が軽くなった。私の趣味に合わせた逆にプレゼントをもらい、恐縮の限りになってしまった。ふせんに達筆な字でぶっきらぼうながら、素敵なメッセージが書いてあった。「いつも良くしてくれてありがとう!」いやいやいな最後までどこまでも私に良くしてくれたのはあなたやん…私はただの部下で基本業務必死にこなそうとしただけ、何も良くしてなくね??!何なんやこの大人な気遣い…

この気遣いができるから50歳でスコーン!と抜擢されるんだろうな。良い感じに人に圧を与えない適当さだし…

 

人生は別れと出会いが交差する。

父親がこんな早く亡くなるとはさすがに私も思わなかった、ちょうど3年前、私が転職で上京した時は元気にニトリの家具を組み立てていたから。会えるうちに会っておかないと、その人は人生からいとも簡単にいなくなる。行きたい時に行きたい場所に行っておかないと、その場所も戦争で行けなくなる。

急な死に、私の心も付いていかない。

 

限界式部日記 第二巻

暑くて灼けるような日々。

帰宅後文字通りベッドでバタンキュー。起き上がることすらできない日々。振替休日を取って連休にしたのにクーラーの聞いた部屋でUNEXTで見逃した「べらぼう」見て、寝続けることしか出来ない休日。自分の中の疲労バロメーター、右瞼がかゆみで腫れてきたから明日皮膚科に行く…今週仕事は盛りだくさんだったから、疲れた!

外に出ると灼熱だから、ヴァージニア・ウルフの「波」を読む。難しいけど、美しい文章。ウルフは最近のブームで、この前は3ギニーを読んだ。100年前も今も変わらない女が好きな仕事して何とか自分で生きていくことに立ちはだかる沢山の壁・壁・壁…。10代で女を妊娠させて、外国人追放とかいうネオナチが選挙に出てのさばる日本。なぜこうなるんだろう。

「女性には男と比べると、世の中でまだ障壁が多い。そして、男は易きに流れるからね。女性はそうじゃないから、これからこの業界でも殆どが女性の時代になると思う」ってこの前、職場の面白おじさんが予言?していた。50代にしては比較的まともなジェンダー観を持っていて、良かった。少なくとも前の職場のクソ爺よりは進歩的で、かなり偉い。「男は易きに流れる」確かに本質をついている。今の職場を見ていても、女性のスタッフの方が緻密にコツコツ丁寧で、面倒なことも率先してやる感じ。男性はおじさん含め飄々とザックリ、直前まで何とかなるやろ限界式部さん!って感じ。もちろん、職種や性格にもよるので、一概にこうだとは言えない。飄々としたおじさんの漢気が必要なことも多々ある。けれど意地悪な私は思う、緻密にコツコツ面倒なことも率先とやらないと、評価の土俵に乗せられないんだよ。易きに流れても評価の土俵には紳士諸君は乗っているじゃないかぁ…。緻密でコツコツと飄々のバランスが何事も重要だとは思っているから、どちらが正しい訳ではないけど、易きに流れたら家庭だって職場だって居場所を失うのはいつだって、女だ。居場所を失いたくないから、女の方がわかりやすく頑張るのだ。優秀な女性はすぐ謙遜する、男性の方がカラッと自信に溢れているのは、なぜだろう。上司面談の作文?も何かあれも出来なかったな反省!限界式部、次回がんばります!みたいに書いてたらなんで?相対評価なんだから強気で行け!って添削される。

そしておじさんは色々分かっていて、若干私を気遣って言っている。何故なら前月の残業が私が一番多いから…。そんなに遮二無二頑張らなくていいよ、ってことなんだろう。遮二無二頑張らないと、世の中の易きに流れる男たちと評価の上で負けますってヴァージニア・ウルフが言ってたんです。って今度言ってみようかな。

この話の前にも、私の労働スタイルへの心配ともう残業できないラインに達しているらしく、家に帰って休んでくれって言われたから、ツンデレなりの気遣いと見た。

 

女性だけを過剰に持ち上げるのも嫌だから、私の理想は履歴書に男女の区別が無くなって(欧米のように)裏方も表もすべての人をフラットに見て頂きたい世の中になってほしいと、おじさんに返答したら、目の奥がキラリン☆ってなって「そうだね」って言った。なかなかまともなジェンダー観やんけ。東京生まれのシティボーイは違うな?

「昔は、自分も〇〇の役目は女性はまずできないだろうって思っていたけど、改めて仕事ぶりを見ていたら違うと思った」人間は学び続けることが出来る生き物なはずなのだ。

これで奥様に亭主関白な可能性も十分あり得るが、アラサーの小娘とジェンダーについて話せる素地があるだけでマシやな。別に特別扱いとしてほしくないんよ。普通に扱ってほしいだけ。特別扱いってのは、本当に気持ち悪い。

こういう考えがおじさんに浸透しつつあるのに、カルト政党では子供生め~とか大学行くな~とか言って、それを支持している女性がきっといる。

ちなみに私の前の職場の女性の先輩の1人は反ワクチンで、参政党を支持していた。

2020年以降、私の職場では職業柄ワクチンを絶対打たなければいけない空気があり、半ば強制だったが、ずっと妊活していた女性だったので、まあ考え方の一つだよなと思い、特にスルーしていたのだが、小麦が悪いとか言っていておやおや?と思っていたら、そっちの人だった。

私が前の職場のクソ男女差別部長にバカギレしていたら、そんなに怒ってT部長が可哀そうだとか言ってきたりして、仕事の進め方やすべてにおいて意見の不一致を感じていたところだったが、政治信条がそもそも異なっていて、まあそうだよなと思ったのだ。

私は怒りっぽくて、短気で、嫌な女だから、怒っていることを全く悪いとも恥ずかしいとも思っていないし、

これまでの積み重ねがあって、私としては怒っているので、(ただ不機嫌じゃなくて理由があり怒っている)怒っている人に向かって「そんな怒らんでも…」みたいなことを言う人間はまとめて離別完了してしまう。

(怒ってる人間に怒らんでも…って思うのは個人の思想の自由だから全く構わないのだが、いちいち言ってくるあたりが本当に謎。)

この通り、特に女が怒っていると、そんな怒らんでも…と男女問わず言われることが多いが、ツンデレおじさんは私が仕事でプリプリしていても、放っておいてくれる(重要)ところがかなり良い。

去年来た謎の中途のオバハン(酷い言い方だが、役職2個上にも関わらず、何も決められず限界式部の怒りを買い、23:34に私が噛みつくはめになる。)が小娘限界式部の女子高生みたいな狡い悪口をおじさんに言うという面白イベント(直接言わないのが面白すぎる)があり、限界式部としてはおじさんがどう出るのか面白がっていたところではあったが、私に絶対その悪口を漏らさないという武士道を発揮?してくれたことには先ず感謝している。ここで、よくあるおじさんなら、女二人に頼られている俺をアピールするために「限界式部さんの気持ちもわかるけど、そんな怒らんでも…○○さんも怖いって言ってたしねえ」みたいなガソリンをぶちまけてくるが、そういうことを一切言わないのは、めんどくせ~気持ちも勿論あるだろうが、彼の賢さに他ならない。おじさんとしては遮二無二私が働くことで、組織として得られる薄いうま味もあるし、ここでキレられても疲れるだけだし、だまっとこ☆って思ったに違いないが、それも含めてなかなか賢い男じゃん。私に直接言えばいいのに、おじさんに泣きつくオバハンが全てにおいて終わっているが…。

どんどん働いていると、心の中で指輪物語のエオウィンが出てきて、社会のナスグルを一刀両断しないと気が済まなくなってきてしまう。本当はそんなにピリピリしたくないのに…そういう意味でも怒りを受け止めることができる人って大人だと思う。「俺も易きに流れちゃうからねテヘペロ☆」って言ってたけど、そんなに怒らなくてもいい、って言ってこなかっただけで、ドーンとしたところあるじゃんって思いました。(部下のくせに上司を評価)

限界式部日記 シーズン3

転職して4月から3年目になる。

ついにこの前上京したつもりがもう3年目…早すぎる。時間が経つのが秒。こうやって気づいたらおばあさんになって、死に近づいていくのか。

父親の容態は抗がん剤が身体に合ったようで、油断禁物だけど、落ち着いている。帰省の時、本当に落ち込んでいて、子供っぽい振る舞いをしていたから多分、一緒に暮らしていたら嫌になる瞬間はたくさんあっただろうが。

仕事は僅かながら昇給し(ベースは上がっていたが、昇給としてよく見たら数千円の罠)、ホクホクしていたら、次年度からの仕事が爆増えした。普通担当変えがあっても、主担当の比重やバランスは変わらないはずなのだが………社畜だから良いけどさ…(冷静に家に帰って考えてみると、私は4つ増えていてクソワロタなのだが…つーか、うちその2つはほぼワンオペなのだが。。バリキャリ先輩は出世し、新人3人のマネジメントと重めの事業を抱えてるので最早大谷翔平としか呼べないレベルなので、私はまだマシなのだが…だが……?)

まあ周りの人もみんなバリキャリだからいいんだけどね。大悪人では決してないが、女子っぽい先輩と一から百まで聞いてくる系の人がちょっとめんどくさかった(と言ってもハラスメントとかでは全くない)から、その人が私の担当から外れたのは良かったな。

あとは好きな上司たちが異動しなかったことか。今年ラストイヤーな気がしてならないけど、よい感じで助け船出してくれるから本当に本当にありがた山だよね。前の職場のパイセンにも言われたけど、パワハラに慣れすぎて、人間の許容範囲や仕事量の感覚が大分バグってるらしい。女性も多い職場だから女性が理由で差別されることはないし、情報共有ゼロでどれだけ動けるか?テスト〜みたいなヤバめのモラハラばっか受けてきたから、基本的に神がかった職場であることは私の中では間違いないのだけど、どうやら皆がそう思ってるわけではないっぽい。こればかりは個人差がある。そして私も大分イラチで基本超人間不信だから、信用できない人間に自分の仕事のアシストすらさせたくない。だったら、自分でやった方が早い&ノーストレスなんだけど、上司になる人って、下に任せれる度胸と度量を持ってるってことだなあと最近思ったり。

自分の意見を否定せず、やってみな~って面白がれる度胸に感動!!!

ニコニコ平等に感じよく大人に接するするのも大事だけど、時には刃も必要なこの世界。クソ早口でぴしゃッと言う時も、絶対必要。舐められやすい顔立ちなのか、良くも悪くもマウントかけられやすいのだけど、マウントには仕事の姿勢で返す!!!仕事量でみせる!!!の姿勢を貫き丸。

自分がパワハラ受けてきたから相手にパワハラする人に絶対なりたくないけど、この搾取される世の中で言わなきゃいけない瞬間ってどんな仕事でも絶対存在するし、舐められても困るから、感じの良さと己の芯の強さ=刃のバランスが難しいよね…

 

限界式部日記

親の病気(ほぼ100パーセント癌)やら仕事やら東京限界一人暮らしやらで、たぶん今結構見えないところでのストレスがやばい。ぶっ倒れるとかではないし、体は頑丈で元気なのだが、ふと考えた時思考が五月雨式というかグルグルでやばい。

私が転職で上京した後すぐから、父親が奇病にかかっている。最初は逆流性食道炎でもう60代だしね~って笑って済ませてたのに、なんかずっと治らないので、大学病院に罹ったら、難治性の癌っぽい。入退院を繰り返している父親はもう末期の人のようにガリガリで、もともと気難しい性格と相まって専業主婦の母親に当たり散らしている。その話を母親経由で聞き、受け止め、不安定ながらも介護を頑張っている母親を励ましている。8月に私の主担当の大仕事の前日の深夜に緊急搬送されて、そのまままだ入院したまま。でも仕事には当然のことながら私の私生活なんて一切関係ないから、見せずにバリバリやっている。無駄な残業は悪なので、効率よく、テキパキ色々なことを捌いていたら本来私の仕事じゃないことも上司(助けてくれているからウィンウィンの関係だが…)から降ってきたりして、笑顔で対応し、よく分からん動きをする新入りの人をフォローしている。そして値上がりした米を手に入れ、炊飯し、今日はビーフストロガノフを作った。

寒々しい大学病院(見舞いに行くだけでドッと疲れる死が充満した空間!)の病室で一人闘病する父親を見ると本当に胸が痛む。が、辛い時に人間その人の本質が見えるとはまさにこのことで、父親の性格の負の面というか、子供っぽさとかが見えており、腹が立つこともある。

自分が狭い人間であると思うのだが、母親から介護の話を聞くだけでもドッと疲れる。なぜなら仕事は難しい事象でも一個一個潰していく=状況に進歩があるが、病気=たどり着く先が死 の場合医者でもない家族に実は根本的な意味で出来ることは無く、ただただ医者の言ったことにサインをするしかできないから。本当に無力なのだ。(医療関係者への本当に感謝の気持ちでいっぱいになる)

実家売る問題とか、父親はいずれにせよもう働けないから、無職の家族を(年金や家売ったお金)これから私が支える必要があるプレッシャー(これがまあまあデカいストレス)とか、狂った親族がついに後見人が必要になって、行政書士から手紙が来る爆笑案件とか、私生活は結構波乱万丈になってきたのだが、職場では女優なので、当然そんなことを漏らさない(急遽休まなければいけない時の切り札として父親の具合が最近良くないんすよね、程度にとどめた)おそらく、人によっては私生活の状況をある程度会社の人にアピールして、職場におけるやさしい状況を作っていくタイプの人もいるのだろうが、根が社畜のため、私にはそれは出来ない。そうすると、仕事も結構忙しくなる。私生活に悩みがないから、仕事に打ち込めるのだ。そう思うと子供がいる人ってすごいなと思う。子供の人生のことも考えなきゃいけないから。

私よりずっと大変な人、能登で二重の被災をした人がいるのも頭では分かっているのだが、結構この父親の問題は私の中ですごいドロドロとしたストレスになっている。

この前母親に電話した際に、父親の今の状況ストレスだよねって言っちゃった。

後で酷い娘だと思い、自分が嫌になり落ち込んだ。

帰省しても当然、心休まることはない。あと5年生きれるのかなあと思うとかわいそうで泣けてくる。子供の私や妻の母親から見ても必ずしも良い父親、夫ではない(怒鳴るし、ほんとパワハラだし。大喧嘩ばかりだし。殴られたし。)でも、父親は父親だから、元気で長生きしてほしいと思ってはいる。

1人残した母親も元々病弱だし、かわいそうだ。かわいそうって言葉大嫌いだけど、やっぱりかわいそうだ。

このタイミングで転職したのは間違いだったのか、神の悪戯なのかしら?なんて思ってしまう。もちろんもう前の職場には居れなかったのだけど…。もし実家から通って仕事をしていたら、母親は大分楽だっただろう。どうして人生ってこのタイミングで…ってことばかりなのだろうか。一時も懸案事項がなくなることはないのが人生を進めていくってことなのか。でも60代って一番お金も時間も地位もある時じゃない?って恨みがましく思ってしまう。

…そんなことを考えながら夜仕事の対応で表にいたら、おじさんが今日遅番で来た?って聞いてきた。昼外出しなきゃいけなくて、中番にしましたーって言ったら、帰り遅くなるから遅番で良かったのに。無理しなくていいから。って言った。たったそれだけの他愛もない会話だったけど、なんだかじーんと来てしまった。前職ではあり得ない優しさコメントということも相まってか、無駄に感動してしまう。ありがとう…。自分より立場の弱い人に常にやさしい仕事人間に私はなりたい。本当に仕事できる人って他人との距離感が絶妙かつ、優しいんだよな。その日も母親から仕事中に電話来て、折り返せず悶々としてたから、本当に優しさが染みた。もちろん何も起こっていないし起こす気もさらさらないが、弱って自己肯定感低い女が上司に惚れて、社内不倫に走る気持ちが本当にうすーく若干わかった気がしてきた。その優しさだけで存在が輝いて見えるよ!!!!人に優しく出来ねーやつはやっぱクソ!!!!己に厳しく、人に優しくしろ!!!!

辛いときに本当に細やかなことでも、親切にされたことを人は一生覚えているし、逆に塩を塗られたこともずっと覚えているんだ。

頭の中が心配事ぐるぐる思考しているからか、仕事とかでもちょっとしたことで心臓がバクバク(冷静に考えると、何も悪いことは起こっていない(むしろ進んでいる)のに、何故か滝汗が出る)して軽めのパニック障害かもしれない。そもそもの性格が不安神経症ばりに心配性だからってことあるが、、。まあまあヤバいのかも。大河ドラマ紫式部和泉式部が文章にすることで、自分の気持ちが救われたと言っていて、文章にしてみると確かに自分が客観視できて落ち着いてきた。

 

日記⑱プロジェクトX

異常な蒸し暑さ。自分が肉まんで、巨大な蒸し器に入っているよう。梅雨はどこかに行ってしまったようだ。

神的動きをしている男上司の存在が自分の中で大きくなってきて怖い。夜寝る前とか、改めて良い人やな〜仕事やりやすいな〜→いや、そもそもなんでそんなによくしてくれるんだ??私から何を搾取しようとしているんだ?と疑心暗鬼になる癖がやめられない。多分本人は細かいことを気にするタイプではないので人間関係において変に深く考えていない。人の善意を素直に受け取れない自分が怖い。今年は自分の性格と向き合わなければならない1年だ。分かっている、分かっているのだが…。神的上司と元クソ上司の年齢が近いことと性別が同じことが私のトラウマを刺激し続けているのか、夢の中でクソ上司と同時に出てきた。ホラー。前の上司から送られた数々の「青いメール」を思い出す。あえてccで全員に嫌がらせメールされたりして、血管千切れそうになってたな。(実際一本くらい千切れていたと思う)

私と喋る機会は他の人に比べて多いけど、(仕事上やむを得ない)他の人にも普通に礼節を持って接しており、異常に冷たいとかないのも好感度高い。仕事に好き嫌いを介入する奴全員大嫌いだから。好き嫌いが露骨に出てる時点で仕事が出来ないとほぼ同義だ。嫌いな人間ほど丁寧に接するべき。

新卒で今の神的上司的存在と出会っていたら、私もきっと脱社畜出来て、仕事においてそこそこ自分に自信のある、今とは大分違う性格になってたんだろうなあと思う。(ちょっと調子乗っちゃってたかも)「仕事が人生のすべてではない」「君は今年こそは休みを取って旅行に行ってね!」「ここで力を溜めて前の職場を改革してやるくらいの人間になりなよ〜(意訳)」「仕事を安請け合いするもんじゃないから時にはNoというのも重要」神的名言の数々にただただ生まれたてのバンビになるばかり。そんなに私は余裕のない危なっかしい働き方をしているのかしら。(きっとそう)7連勤になっちゃうからって強制夏休み取得させるようにしてくれた。ありがてえ〜。前の職場なんてツアーとツアーの貴重な1日の爆暑の中日に資料受け取りと説明のために休日出勤させられ、私だけ13連勤になってもお前の仕事は誰がすんの?って事務所の真ん中で詰められたからな。出張した時の残業代も出ないし(クソofクソ)この世、この業界に休みな!って言って休ませてくれるおじさんなんて存在したん????

は~~自分の性格を変えたい。遊び心のある大人になりたい。28だけど、自分の中にあるガキ臭さにドン引きする。そういや虎に翼でも寅子が恩師にキレてガキ!って怒られてたな。毎日いっぱいいっぱいな風に見られてるのかな…きっとそうだ…

この上司の素晴らしい点は現時点において、私を小娘扱いしないこと(この業界では貴重)とセクハラ感今のところゼロってこと。お酒も飲まないのもポイント高い。お酒の席でおかしくなる=急に雄化する人を見てきたから。前職で私が残業して用意した資料を平然と打ち合わせ時に自分の資料のように使われたりしたなそう言えば…こういう類の積み重ねってゴミ箱蹴られた怒鳴られたより、ゴリゴリ自己肯定感が下がっていくのだ。

そう、私が5年間の激しい労働で失ったものは、自己肯定感だ。多種多様な国籍の人と働いてぶつかって…勿論得たものも沢山あるのだが。とにかくふとした時のネガティブや自己卑下が止まらない。異動するポジションだから、絶対にいつかは異動するんだろうけど、あと数年は異動しないでくれ〜〜😭

気にかけてくれているのは有り難く受け止めてるのだが、今日の虎に翼で寅子を可愛がり増長させる多岐川を見ると、変にちゃらちゃらしない適切な距離を持って改めて接することを決意。(勿論、多岐川みたいに休日返上で仕事をさせている訳ではなく、むしろ休めと言ってくれるだけ本当に神的上司なのだが。))まあ前の職場のサイコパス鬼強上司たちを知ってるからってこともあるから、向こうとしては親近感があるのだろうが…男性スタッフに優しくされたことないからこえ〜よ……!!!!!!だって初対面わりとぶっきらぼうって言うかめっちゃ前職の面々に雰囲気似ててウワー!!近付かんとこ!!!!ってなったんだもん。こんなfunnyなおじさんと思わんやん????

→この前一緒に外回りした時もただただ面白かった。自分より下の世代への仕事上の悪意がないの、スゲー。

 

会議で〇〇の部署が思う通りに動いてくれないムキー!って流れに話がなった時、お姉様方がそうだそうだ!ってなって、

客観的に見て、確かにやり辛い面はあるが、向こうが引き受けてこちらの事務作業が楽になってる側面もあるのだから、あんまり言うと向こうのモチベーションも下がるから歩み寄る姿勢を見せるのも重要だと思うけど。って冷静に言った姿もよかった。他を知ってるからこそのツッコミ。確かにやり辛いし、もう少し提案もしてほしい所もあるが、全部こっちがやると前職の私みたいに首が回らずミスりまくり爆死になるからね。

キーキー陰口を言うのは楽だけど、じゃあ具体的にどうしたらお互いハッピーに回せるのか?を具体的に考えること=キーキー言うではないからね。自分が提案したことも〇〇部署に却下されてるのに懐広いし、このニュートラル感よ。

何にも教えない、わざと間違った情報を教える、ccで吊し上げ、肝心な日に不在というハラスメント盛り合わせ弁当をずっと直属のAにやられていて、社会人1年目という1番色々教えてほしい時にその時1番年の近い女の先輩に私は守られているけど、あなたは守られてなくて可哀想😢みたいなことをわざわざ言われ(性格おかしすぎるやろ)、強強女の大先輩から降ってきた超些細な雑務(お菓子の取り分け)も私は絶対に定時で帰るから〜と押し付けようとしてきた意地悪(でも結果、その女の大先輩に勝手に帰ったと言われないために渋々やる←こういう自分が絶対悪い子と言われないためにセコい小細工を日常的に行う)をされてたから、私の感覚は完全に麻痺してるけど、少しずつ、心のリハビリ中…

 

日記⑯~⑰

日記⑯

急に冬に逆戻りの気候。東京に越して1年になった。仕事は周りに教えて貰いながらも何とか慣れてきて、日々食らいつきながらも頑張っている。

が、なんとこのタイミングで父親が癌が見つかり(まだ確定ではないが、難治性の癌っぽい)60代で父親が死ぬ可能性が浮上してきた。人生で感じたことのない不安、心配、自分ではどうにもならない病へのもどかしさを抱えながら日々を過ごしている。母は専業主婦だし、父が60代で亡くなればお金の問題や実家の売却問題だって浮上する。丁度父親が検査入院の2月は私の仕事で繁忙期に当たってしまい、仕事と家族の不安で中途覚醒が止まらないので流石に辛かった。でも職場にはそんなこと一切見せず(当然だが)、日々頑張っている私偉くない???!?抱きしめてくれ。入院の付き添いのため会社を慌てて出て、新幹線に乗って病院に駆けつけたら父親が激痩せしててショックで泣いちゃった、だけど人生は容赦なく続く…

親の死が20代に訪れるかも、とは流石に思わなかった。親族には癌はおらず、脳梗塞になった人ばかりだから、癌と聞いて信じられななかった。手術をして完治できるのかも分からない。

 

暖かくなり、桜も開花宣言した東京。

精密検査の結果父親が現時点で癌の可能性は低いが、(将来的に癌になる可能性はゼロではない)完全にシロになった訳ではない微妙な状況で、年度末を迎えようとしている。

胃の手術はしなきゃいけないらしい。ガリガリに痩せた父親見るの本当に辛いなあ。生理中だからか身体が重くて嫌なことばかり考えてしまう。

頑張ったことを考えてみよう。

至らぬ点も多々あったとはいえ、いやー今年度マジでマジで頑張ったよね自分!!まず前職でのブチギレ案件が大勃発し、クソダルの転職活動を成功させ、大慌てで東京に引越してきたこと。自分と同期で入社した人が出戻りの職員だったため、かなりアウェイだったが、ひたすら仕事に打ち込む、聞きまくる、気を遣いまくるを徹底する姿勢を見せて何とか人間関係を構築したこと。新入りのくせに異動してしまった係長(役職2個上な!!)がやり残した主担当事業を当日トラブルはあったものの、何とか終了させたこと、それに加えて急に辞めた主任(役職1個上な!)の仕事も引き継いで何とかしたこと。なんかそもそも役割分担表にすら書いてない仕事も急に振られまくって当日冷や汗ドタバタだけど文句も言わずにやったこと。(来年度はうまく断ろ…)2月に舞台物の大仕事と終わったらすぐに新制作のワークショップ準備があり、これも主担当が若干蒸発したから巻返しで何とかまとめ上げなから来年度の準備も期日を守って進めたことなど…改めて羅列したら頑張りすぎィ〜〜〜〜

もちろん、全てが完璧に出来た訳もなく、ミスったり、慌てたり、そそっかしかったりしたが、まあ頑張ったよね。初年度の割には…

来年度も新しい人が入ってくるのだが、私がやらされたことより役割分担上少なくなってて笑う。やっぱ今年度多すぎたよね?!??私ね??

人間関係も、前職の壊滅した人間関係のおかげで職場の人間への期待値が氷点下(誰も信用できね〜引き継ぎどころか当日まで何も説明されね〜〜聞いたらキレるし状況判断して何とかするしかね〜)だったため、女の先輩が説明してくれることだけにも感動できたし、男の上司にありがとうって生まれて初めて言われびっくりしすぎて帰宅後風呂場で泣く(キモ)という未知との遭遇も味わえたので良かったかな。特に前職で男上司運がゼロでなかなかのパワハラに耐えてきたので、今のおじさん上司が歴代の男の上司の中でベストってのもかなり有り難いかも。どこまでも私も人間不信だから、職場の人間に過度な期待はこれからもしないけど、前職の粒揃い動物園よりかは絶対マシ。みんな仕事できるから尊敬の念が生まれる。まあきちんと一線は引くけどな!!!人間不信だから。

日記⑰

年々生理がしんどくなってきている。分かりやすい生理痛ではなくて、メンタルが不調になるのとか下半身の謎のしびれとか、すごい頭痛とか…。自分ではどうしようもないホルモンの波に翻弄されているのを感じる。つくづく女って身体の面でも損な仕組みをしているのだと思う。下半身から血が出続けているのを吸水ポリマーを数時間に1回取り替えつつ、悟られないように仕事をするなんて狂気の沙汰以外何者でもないやろ。

朝ドラ「虎に翼」を見て今日も涙ぐむ。このドラマの良いところは脇役が本当に魅力的なところだ。ヒロインを立てるためにヒロインの友達キャラがおバカに描かれるとかそういうストレスが一切ないし、ヒロイン含め女性も男性キャラもみんなそれぞれ不器用な不格好なところだ。一通りのセクハラや女性は無能力者にかなり近いことを100年後の私も前職のクソみたいなおっさんに言われたことがあるのだが、言われた時によねさんみたいに掴みかかれなかったことが退職して1年経っても後悔の極みである。トラちゃんも家族のために働きだした時に男上司の手前で言いたいことも言えないこんな世の中モードになっていたのもリアルで、仕事で上位関係にいる男にクソみたいな扱いをされた時に言い返すことは、100年先のあなたである私たちにも超難しいんだよ米津玄師~~空に唾を吐く~~!!何週間前の虎に翼で自分の不倫を押し黙ってわざとしおらしいフリをして裁判に勝つ腹黒女が描かれていたのも解析度高くて良かった。見た目はおよそ涼やかな日本人形で、おとなしい印象の職場の女の先輩がお酒を飲むと様子が変わり、男性上司と手を繋いでいたのを目の当たりにしてしまった過去があり、この人は私がどんなに忙しそうにしていても絶対に電話を私に取るよう強制するなど、地味な嫌がらせをされ続けていたことも朝から思い出してしまった。

今の職場は基本的には賢くてかっこよくてテキパキした私が最も好きなタイプ女性が多くいるし、多少女子女子したところはあるものの誰も怒鳴らないだけで毎日仕事がこんなやりやすいのかと日々感動し続けている。きっと、新卒からこういう職場にいれば有難さに慣れてしまって、文句も出たのだろうけど、怒鳴り合いMADNESSな職場にいたから、落ち着いて自分のデスクで仕事ができるだけでもう幸せ!残業代が出るだけもう幸せ!!!仕事をしただけなのにありがとう!と言われるなんてその言葉だけでどこまでも走れる気がする!!!!と社畜が加速していく。

また私史上最高に波長が合う男性上司がいるのもストレス値の低下に繋がっている。見た目は前職の面々を彷彿とさせ、取っ付きにくいのだが、情緒が安定しており、ユーモアも結構あるので仕事のやり易さが半端ない。1年厳しく観察に観察を重ねたが、前の職場のクソ上司ビンゴ☆についに当てはまることは無かった。そして生まれて初めて男性の上司で「ありがとう」と言ってくれた人でもある。激重な女と思われるだろうから本人にも言えないが本当にそうなのだ…。(言われた時慣れていなさ過ぎてキモい動きになってしまった)前の職場の問題点をズバリと指摘してきた時も鋭さに驚いた。

周りの先輩方からは変わってるとか適当だとか結構プリプリされているが、まあ変わった人ではあることには間違いないが、USJのアトラクションばりのジェットコースター型情緒不安定な上司、同じ事務所内にいるのにわざわざ全員にccを入れて私のメールの書き方にケチを付ける性根が腐った上司とコンビを5年間組まされ、別のおっさんにはごみ箱を目の前で蹴られた私から見ると、普通に個性を持った、大人の人である。仕事の緩急の付け方がうまいので、仕事は実はかなり出来ると思われる。とにかく急にキレたり(今のところ)しなくてどんな人にも一定の態度なのが素晴らしい。まったく人間味がない訳でもなく、結構人情肌?というか私のピンチを救ってくれているので私は感謝しかない…。女の先輩とは共同戦線を張り、シスターフッドで何とか耐えてきたが男の上司に良くされた経験が皆無なので今でも本当に何で私に良く接してくれるのか分からなくて逆に怖い。

職場においてもバランスが重要だと私は思っているので、すごくキチっとした先輩もいれば、ざっくり飄々としているがバシッと決めるところは決める人も絶対に必要だと思うので、異動しないことだけを祈っている…

前年度末の課長との面談でも言われたのだが、前職で血に染み付いたかなり昭和的な働き方を私はしているらしく、休んでくれと言われたのだが、一度染みついた社畜根性は簡単に消えることができない。特に新卒で勤めた所や上司が社畜マインドだと、社会人としての常識起点がそこだから、休み方とか仕事の正しい断り方とかわかんね〜!!!電話も1コールで取ってしまうし、(4月から来た人はあまり取ってくれない…)有休の上手い取り方もわかんね〜!!!!女の先輩にも昭和背負いすぎと言われたが、NHKのあの暑苦しいプロジェクトX見てて普通に涙が出てくる女なんだよ私は。おじさんにも無理な仕事は安請け合いしないことが重要!病んで詰んじゃうから!と言われたし、きっちり休む(長期旅行に行きたい!!ウズベキスタン!!)を目標に2024年度はやっていきたい。